10月29日(日)冬が近づいているのにも関わらず季節はずれの台風22号が接近中のつくば市でしたが、オープンデータ・アイディアソン in Tsukuba第二回が開催されました。場所はつくばセンター近くのBiviにある筑波大学サテライトオフィスです。Code for Ibarakiメンバーとして参加して来ましたのでレポートします。
課題について考えましょうと言っても急には難しいのでまずは課題に関して発想をふくらませるために午前中はインプットの時間。まずは筑波大の川島先生からオープンデータを使ったサービス類型8分類の紹介があった後、Code for Yokohama石塚さんから、横浜市でのサービス開発に関しての体験を元にオープンデータを利用した行政サービス革新についてのお話です。
続いて行われた5374ワークショップでは実際にオープンデータを利用したアプリとして有名なCode for Kanazawa開発のゴミ出しカレンダー5374のデータファイルをワークショップ形式で作ることで、オープンデータ利用とはどんなことかを体験してもらおうというものです。こちらは逆にオープンデータをアリの目でつかもうという趣旨です。
今回は初めてCode for Ibarakiのイベントに参加された方もいらっしゃって、正直オープンデータって???というイメージを持たれていたと思います。実際、イベント終了時に参加者の方で、やっぱりわかりにくいなぁ、特にITに疎いとよくわからないという感想をおっしゃっている方もいらっしゃいました。でも、その後に、「近所の郵便ポストの収集時間を知りたい」、「5374を自分たちの住んでいる地域でも作ってみたい」というふうに次につながる具体的な感想もいただけたので、おおむねイベントは成功だったのではないかと思います。同時に水戸市としては実はゴミ出しカレンダーの情報を正式にオープンデータとしては出していないというような課題も見つかりました。これもIODDの収穫だと思います。