インターナショナル・オープンデータ・デイ 2016 in 茨城が開催されました


先週末の土曜日(3月5日)、水戸芸術館近くのみと文化交流プラザでインターナショナル・オープンデータ・デイ 2016 in 茨城をCode for Ibaraki主催で開催し、13名の方にご参加いただきました。
茨城県としては今年で二回目の参加となりますが、インターナショナル・オープンデータ・デイというのは、世界中で同時に開催されるオープンデータをもっと知ってもらおうという趣旨のお祭りです。年々、参加拠点が増えており今年は全世界で見ると260拠点、日本国内だけでも67箇所、参加者総数2000名以上というマンモスイベントになります。
(インターナショナル・オープンデータ・デイは長過ぎるのでIODDと略されることもあります)
Workshop for creating 5374Mito当日の様子は参加者の皆さんがTwitterを使いハッシュタグ #オープンデータデイ で発信しています。これを日本のオープンデータ総本山とも言えるOKJ、オープンナレッジジャパンさんのメディアセンターでまとめてくれています。ありがとうございます。
怒涛のツイートを見るといかに大勢の参加者がこのイベントに参加しているかがわかります。

ツイートのまとめはこちら

また、参加拠点ごとのまとめはこちらになります。

IT系WebメディアであるZDNetさんにも ”盛り上がる「シビックテック」--オープンデータの国際イベントが開催” として取り上げてもらっています。

茨城会場の企画内容

Code for Ibaraki主催の茨城県水戸市の会場では、

1.オープンデータカフェIODD出張版
2.5374ワークショップ
の2つのコンテンツを提供させていただきました。

オープンデータカフェIODD出張版では、オープンデータとは何か?というレクチャー形式の内容でした。初めてオープンデータに触れる人にはオープンデータとは何かを知ってもらう、すでにオープンデータに触れている人にはオープンデータの意義や思想を考えてもらうという筋立てです。言わば、オープンデータを鳥の目でつかもうという企画でした。

続いて行われた5374ワークショップでは実際にオープンデータを利用したアプリとして有名なCode for Kanazawa開発のゴミ出しカレンダー5374のデータファイルをワークショップ形式で作ることで、オープンデータ利用とはどんなことかを体験してもらおうというものです。こちらは逆にオープンデータをアリの目でつかもうという趣旨です。

2つの企画があわさって、オープンデータに親しんでもらおうという計画です。2つのコンテンツの資料は以下にあります。

オープンデータカフェIODD出張版

5374ワークショップ

 開催しての感想

今回は初めてCode for Ibarakiのイベントに参加された方もいらっしゃって、正直オープンデータって???というイメージを持たれていたと思います。実際、イベント終了時に参加者の方で、やっぱりわかりにくいなぁ、特にITに疎いとよくわからないという感想をおっしゃっている方もいらっしゃいました。でも、その後に、「近所の郵便ポストの収集時間を知りたい」、「5374を自分たちの住んでいる地域でも作ってみたい」というふうに次につながる具体的な感想もいただけたので、おおむねイベントは成功だったのではないかと思います。同時に水戸市としては実はゴミ出しカレンダーの情報を正式にオープンデータとしては出していないというような課題も見つかりました。これもIODDの収穫だと思います。

何よりもオープンデータというような抽象的なアイデアにこれだけたくさんの人が集まるというエネルギーは明るい未来を予感させます。

最後に今回のイベントを会場提供、備品の準備などでサポートしていただいた水戸市情報政策課の皆様、コンテンツの準備、当日の会場サポート等で尽力いただいたCode for Ibarakiメンバーの皆様、ありがとうございました。

皆様、また来年のインターナショナル・オープンデータ・デイでお会いしましょう!

IODD2016
IODD2016集合写真